静岡市で歴19年・実績7万人「整体院空海」

1.なかなか改善しない慢性腰痛

 

WHO(世界保健機構)からの研究発表ですが、腰痛全体の85%は、レントゲンなどの画像検査では腰に明らかな異常が見られない原因不明の腰痛(非特異的腰痛)であるといわれています。これはレントゲンなどでは慢性腰痛の原因でもっとも多い「筋肉」は写らないので、原因が特定されづらいからだとの事です。

スクリーンショット 2022-04-19 171910

しかし原因がはっきりせずとも、注射や湿布・薬を処方する際には疾患名が必要なために何らかの疾患名がつけられ、様々な治療が処方されてきたのではないかと思います。

それで改善が図られてきた方もいるでしょうが、慢性の痛みとして長年苦しんできた方は、下記で挙げるような治療法では、なかなか改善が図られてこなかったのではないでしょうか。

 

2.代表的な治療手段

 

① 注射

鎮痛の効能がある成分を体内に注入、もしくは神経の働きを鈍らせる為、痛みの緩和が一時的に図られますが、慢性的な痛みが引き起こされる根本的な原因を除去する訳ではないので、数日後に痛みが戻ってしまう事が多いです。結果として何年間も、週に一回のクリニックに通い続けるようになる方がいます。

注射

 

② 湿布 

湿布を貼る事で、その部位の痛みが軽減されていく事は多いですが、その痛みが慢性的である場合は根本的な解決ではありません。

なぜならその痛みは不良姿勢や生活習慣、動作のクセが引き起こしている事が多いからです。結果、毎日湿布を貼る事になり、皮膚のかぶれを起こす場合もあります。

湿布

③ 電気治療

低周波電流による治療は、電気刺激により痛みのある部分の血行を促進し、筋肉の緊張の緩和を図ります。しかしこれも、あくまでも対症療法であり、そもそも電流の届く範囲は皮膚から浅い範囲であり、筋肉を緊張させた原因に対してはアプローチできていない場合が多いです。

電気治療実施中は、とりあえずは痛みを和らげますが、終わって数時間経つと痛みは戻り、たいてい長期間の通院治療を必要する場合が多いのではないでしょうか。

電気治療

④ 牽引

機器を用いて、骨盤ベルトで固定された腰部を引っ張る事で、関節を離開したり、筋肉を伸び縮みさせる事で循環を促すことで痛みを和らげます。この治療に対して実験データがあります。

2206例の腰痛患者に対して牽引が実施された結果、単独療法としての腰の牽引は、プラセボ(ニセの牽引に似せただけの治療法)と比較して、3か月後および12か月後の痛みの程度・身体機能などすべての内容に関して、明らかな違いがないことを示す質の高い根拠が存在し、腰痛持ち全般に対する腰の牽引は有効である可能性は低いということが明らかになっています。

牽引

⑤ マッサージ 

セラピスト(治療者)が痛みのある部位に対して、徒手的に圧を加える事で筋肉内の血行循環を改善させ、痛みを引き起こす物質を流し去っていきます。適した身体部位(痛みの根本的原因、痛みを引き起こしている場所)へのマッサージであれば、持続的な改善効果も得られますが、単に痛みのある場所のみのマッサージでは、一時的な改善となってしまい、日々の生活習慣や姿勢から引き起こされる痛みには根本的な解決とはならないと考えられています。

マッサージ

⑥ 痛み止め薬 

服用することによって、体内の「痛み、炎症、発熱」などを引き起こす物質(プロスタグランジンなど)が作られるのを抑えます。結果、痛みや炎症が緩和します。

しかし慢性疼痛に対しては、あくまでも対症療法であり、痛みを引き起こしている根本的な原因に対してはアプローチできていない事が多いです。また長期間の服用で内臓に負担を強いている場合もあります。

薬

3.慢性的な痛みを薬で一時的に抑えるのは

 

慢性的な痛みを、処方される痛み止め薬や湿布で耐えている人は非常に多いです。これは痛みの根本治療になっていないので注意が必要です。今ある痛みを、薬の力で無理やり感じなくさせているだけに過ぎません。

痛みは身体からの「無理しないで!」という赤信号です。

このサインを長年、無視してしまうと、知らぬうちに状態の悪化が進んでしまうこともあります。

 

4.慢性的な痛みに対しての対処療法

 

慢性的な痛みに対して対処療法だけで対応していくというのは、まるで船底に空いた穴から水が浸入して沈みそうな状況で、船内に溜まってきた水をバケツですくって外に捨てている(対症的な方法)ようなものといえます。一時的には持ちこたえるものの、沈まないように必死に水を外に出してはいるものの、それでも船底から浸水してくる水の勢いは止まらない・・・

スクリーンショット 2022-04-19 173501

いわば、その場しのぎですね。  

もうどうすればよいか、お分かりですよね。 

船底の何処に、どれくらいの穴が開いているのか、一か所なのか、数か所なのか。それらを調べない事には底に空いた穴を完全に塞ぐことが出来ず、いつまでも浸水は解決しません。

すなわち痛みに対して検査・評価をして原因を追究して根本的な治療を図っていくのは、このような事なのです。

静岡市で歴19年・実績7万人「整体院空海」 PAGETOP