1.良い姿勢とは
良い姿勢とは効率的な運動パフォーマンスを発揮する事を可能として、身体に不調を軽減する事にもつながります。皮膚や筋・筋膜、関節などに障害があると、正しい姿勢がとれなくなり不良姿勢をもたらします。姿勢が悪いと身体のどこかに負担がかかり、その負担をカバーしようと筋肉が緊張し、痛みとなって現れます。
不良姿勢のきっかけは日常生活のクセや同じ姿勢を取り続けてしまい筋肉が硬くなってしまったり、筋・筋膜のバランスが崩れる事が原因になる事が多いです。
あなたの姿勢は良い姿勢なのか、あるいはどこが不良になるのか、確認していきましょう。
2.真横からチェック
壁に背を向けて立ち、両足を肩幅に開いて、踵は壁に着けてください。 背中と頭も壁につけます。両腕は力を抜き、体側に下げましょう。
3.真正面、真後ろからチェック
両足を肩幅を広げて立ち、両腕は力を抜いて、体側に下げましょう。
4.不良姿勢の特徴
① スウェイバック
いわゆる猫背。パソコンなどで前かがみになる時間が多いと、胸椎から腰椎にかけて後ろカーブに変形しやすく、頭が前に出て背中が後ろへとズレやすい。 骨盤が後ろ側に倒れているので、股関節が後ろにねじられやすく、O脚になりやすい。
② フラットバック
背骨のS字カーブが全体的に弱くなっているのが特徴。頚椎の前カーブが弱くなったストレートネックも多く見受けられる。膝が軽く曲がっている場合もある。腰椎の前カーブはスウェイバックよりも弱く、O脚傾向は低い。
③ カイホロードシス
背骨のS字カーブが全体的に強くなりすぎているのが特徴。ハイヒールを習慣的に履いている女性は反り腰になりやすく、この姿勢に陥りやすい。骨盤が前に倒れているので股関節が内側にねじられやすく、X脚になりやすい。
今回は姿勢のチェック方法と、不良姿勢の種類およびその修正方法を挙げてみました。 まずは自分の姿勢がどのようになっているのか、確認する事が大切です。痛みが改善したとしても、不良姿勢であればまた痛みが戻ってきてしまう可能性があります。
良い姿勢であれば、痛みがないのはもちろんですが、疲れにくくなります。姿勢は健康のバロメーターともいいますので、この機会に良い姿勢を手に入れていきましょう。